やっとこさ読んだアナザーエピソードS!
毎度のことだが表紙が美しすぎて辛い…!画集が売り切れで買えずなお辛い…!
番外編ということで正直そんなに興味なかったけど、いざメイ登場となるとやっぱ微妙にテンション上がるε=ヾ(*・∀・)/
とはいえこのお話の主人公は誰なのかと言いますと、メイの父ちゃんの友達の奥さんの弟です。
こう書くと、過去に夜見北の3年3組で災厄に見舞われてた人とは言え、本編とは限りなく疎遠な人物に思われますな。
物語は、そんなメイの父ちゃんの友達の奥さんの弟(サカキさん)が、何らかの事情で死んでしまい幽霊となってからが主軸。
彼は死んだショックだかで一部記憶喪失になっており、自分が死んだ原因が分からない。
その上、幽霊になってその辺を徘徊していると、どうも自分の死は周囲の人に隠蔽されていて、自分の死体も行方不明である事を知る。
なんてこった!俺全然弔われてないじゃん!だから成仏できないんじゃん!
よし!いっちょ死体を探してLet’s 成仏!つってもむさい男1人で延々謎解きじゃ読者も辛かろ!
そんな読者のために、今日は若くてかわいい探偵メイも呼んじゃうZe!
というのがこのお話のあらすじですね。
ちなみにサカキさんは割りとテンション下げ下げの根暗野郎です。
物語の最初の方は、サカキさんの1人徘徊物語です。
徘徊中に、「幽霊とはどのようなものか」という説明文が何度も登場します。
幽霊である自分は、生きている頃の残像だとか、壁抜け出来るとか、突然現れたり消えたりするとか。
その説明がホント何度も出てくるので、
「いやもう分かったってば(`・ω・;)b
てか、フィクションの幽霊と比較したりするわりに、結局漫画とかに出てくる陳腐な透明幽霊しか想像できないZo(´∀`σ)σ!
てか、なんでこんなくどい必要あるの、お前実は生きてんだろ?」
って思えてきます。
ちな、サカキさんは根暗魂全開ですので、推測の1つとして真っ先に浮かぶのは自殺なのですが。
作中では、そう思わせる伏線も数々出てきます。
中でも面白かった謎は、サカキさんの中学時代の写真。
友達5人で別荘(夜見山の外)で撮ったものなんですが、5人写っているんですが、並ぶ彼らの間に不自然な空間があるんです。
オチを言ってしまいますとメイ曰く、その空間にはかつての3年3組の死者が写っていたのだろう、と。
そしてそれはサカキさんの初恋の人。
死者は卒業すると周囲から忘れ去られるので、サカキさんは誰を好きだったのかどうしても思い出せず。
挙げくにそれが、死に惹かれていった原因ともなったのではないか、と。
・・・切ねぇ。
登場人物が淡々と謎についての答え合わせをしているトコで、目頭が熱くなったのはコレが初めてだ。
死者という設定があるからこそのカラクリでした。
あとがきでは、さらにAnotherの続編の構想があるとのこと。
うひょぉ˚₊*୧⃛(๑⃙⃘⁼̴̀꒳⁼̴́๑⃙⃘)୨⃛*₊˚⋆!
嬉すぃ!でもきっと世代交代するんだろうな!
若干不安!デジモンアドベンチャーの後にデジモンアドベンチャー02を見た時のようなガッカリ感がフラッシュバックしないか不安!
それにメイの世代以降の話だとしたら、どうなんだろ。
災厄のある年には、メイに出張ってもらって死者が誰なのか見極めてもらい、
ソッコーで死者に死んで頂くっていう方法を受け継いでいけばいいワケだし。
千曳さんとか、その対策立てなきゃ、何のために何十年も夜見北に張り付いてたんだよってツッコミ食らうじゃんよ。
でも作者もわりと理詰めな感じがするのでその辺は見過ごさなそう。
ってコトで、もしかしたらメイの厨二病は失われちまうんじゃないだろうか。
何にしても続編楽しみれす(✧≖‿ゝ≖)